洞内です。
ここのところしばらく体調を崩していたり、実家に帰っていたりと、バタバタしておりました。
今日はお奨めの本について語ろうと思います。
リヨン社から出ている天外伺朗さんの『「悩み」生き方のサイエンス』という本です。
この天外伺朗さん、ご本名はソニーのAIBO開発等で名を馳せた技術者、土井利忠さんです。
一流の技術者が、心・生き方について述べられているのは、実に興味深いことだとは思いませんか?
この本によりますと、あらゆる悩みの根源にはセパレーション感覚というものが潜んでいるそうです。
このセパレーション感覚というのは、自分は宇宙から切り離されたひとりぼっちの存在だという思いだそうです。
宇宙からが、例えば家族、友人などに置き換わって、いろいろな悩みに変じるそうです。
そして、自我の発達の具合によって、悩みの種類が異なってくるそうです。
現代日本で一番多いとされる中期自我の人たちは、一応は普通に社会生活を送ることができるものの、自分の行動に外側、例えば会社であったり、宗教のような規範がかかるため、その規範から外れるようなことに関して悩みを感じるそうです。
現代社会で理想とされているリーダーは、後期自我と呼ばれる人々だそうです。
彼らは自分の外側に規範を求めることはせず、自立しているため、多くの人々の賞賛を集めます。事実、現在社会を引っ張っているリーダーの多くはこの後期自我の人たちです。
ですが、彼らは心の中では自分の望ましくない部分、心理学的に言うとシャドーと呼ばれる自分の暗い人格部分を抑圧してしまう傾向があるそうです。
自分の一部でも抑圧すると、自分の感情を素直に感じられなくなるそうです。
さらに、こうであらねばならない、自分はいつもみんなを引っ張るリーダーであらねばというしがらみに囚われるため、つねに「敵」を探し続ける人生になる方です。
少し大きな例ですが、本では近年のアメリカの行動が挙げられていました。
自身の邪悪な部分を他国に投影して争いをしている、と。
天外さんは、人生をよりよく生きるために、セパレーション感覚を減らし、自分のシャドーも受け入れることができる成熟した自我の人間に少しでも近づけるようになればいいとおっしゃっていました。
そのための近道として、逆説的ですが、悩みのない人生など存在しないと、ある程度の開き直りが非常に有効だそうです。
著者が技術者のため、非常に理路整然と、明確にこの本は書かれていて、大変読みやすかったです。
悩みを抱えている人には、ぜひご一読をお奨めします。


洞内さんの日記でなんだかわかった気になりそうだったけどまずはちゃんと読んでみます…といいたいとこですが…いやいやオススメなら読みますよ!!……きっと……って興味深いのは確かなんだから!!
じゃあ僕のお勧めの悩みに対する本は、プラネテス!