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経営計画作成にあたってPREPARING THE MANAGEMENT PLAN

第41期経営計画発表にあたって

存在するものはすべて生きている。

たとえ、形があってもなくても、生命体であってもなくても、強く必要とされているものは輝いて生きていける。存在する価値があるからだ。

だから、人も企業も、サービスも商品も、強く必要とされることを目指さなければ、輝く存在になれない。やがて生き残ることもできない存在になってしまう。

「あなたにお願いしたい」

「あなたの会社にしか発注しない」

「あなたのサービスや商品は素晴らしい」

とお客さまに言ってもらうことに命を懸けることこそ、強く必要とされる存在になる哲学である。

事業の繁栄発展は、たった二つのコンセプトから成り立っている。

一つは、成長拡大すること、もう一つは安定させることである。この二つの哲理を戦略課題とし、同時に実行して、はじめて繁栄発展が起こる。二つのうち、どちらか一つが欠けても事業の永遠の繁栄発展はあり得ない。

事業の「成長拡大」とは、前年よりもお客さまの数を増やし、そのお客さまに前年よりも高価なもの、粗利益の高いもの、粗利益の多いものを数多く買っていただくことである。

それ以外の「成長拡大」はあり得ない。これが成長拡大の哲理である。

私たちの昨年のお客さまが、仮に1,000社で、今年も1,000社であれば、それは成長拡大よりも衰退を意味しているからだ。また、その1,000社が、今年も昨年と同じ販売金額で、同じ粗利益で、同じ数量の発注しかされなければ、それだけで私たちの会社は、給料さえも上げることはできないということなのだ。

成長拡大は、どんな事業でも、1,000社を1,500社にし、その1,500社を3,000社にも10,000社にすることでしか計れない。また、昨年よりも高い販売金額で、多い粗利益で、多い収量を受注することでしか計れないのだ。

私たちは増客の戦略を掲げ、そのための新規開拓月間を設け、全員でそれに取り組み、狙いを定め、イベントを企画し、広くカタログやDMを用い、紹介を頼り、飛び込み訪問を行い、どこにも負けないサービスに努め、生産効率を上げ、変わりゆく環境の中、どの会社と比べても優位の差別化を達成しなければ成長拡大はできない。

競争には絶対値はない。今日勝っているものも、明日はもっと良いものが登場する。いつでも相対値だということを忘れてはならない。比べられて、良いもの、勝っているものだけが生き残れる。

一人ひとりが成長拡大の哲理をよく理解し、戦略を実行に移す以外にない。

全社員がいつもいつも目的意識を集中させ持続させて研鑽し、他社より一歩でも先にという思想で励むことが成長拡大に結びつくのである。

事業繁栄のもう一方のコンセプト「安定」とは、私たちの売り物を同じお客さまが、繰り返し、繰り返し、繰り返し買っていただけることである。

これが「安定」の哲理である。それ以外の「安定」はない。

たとえ、一時的に販売価格の高いものが売れたり、受注できても、付加価値が多くあっても、私たちが売っているものをお客さまが二度と買われなかったり、長い間買っていただけないということであれば、会社の安定は決して計れない。

もし、こういう事業をつくれば、私たちの事業の寿命は瞬間的なものになってしまう。

まず、私たちは、他のどんなライバルよりお客さま本意を主義とし哲理としていなければ安定を確保することはできない。

自分の都合でサービスを怠ったり、お客さまの声に耳を傾けなかったり、今のお取引が永遠に続くものと錯覚していたり、繰り返し、繰り返し、繰り返しかわいがっていただくことに意を尽くさないことを一切起こさない会社にすることだ。

次に、お客さまがどういう理由で今のお取引をしていただいているかを知って、それを磨くことが大事である。

「サービスが他のどこよりも良いから」

「値段が安いから」

「納期が確実だから」

「品質が良いから」

「電話や対応が感じいいから」

「営業の担当者が好きだから」

「企画が良いから」

こういうことの一つひとつが私たちの大事な売り物なのだ。だから、他のどんなライバルよりもその一つひとつを磨かなければならない。私たちがお客さまに強く必要とされる存在になるために懸命になって磨くべきことである。

同じお客さまが、繰り返し、繰り返し、繰り返し発注されるあらゆる要素を、他社よりもはるかに優れたものにすることこそが、私たちの課せられた「安定の哲理」である。

事業発展には「成長拡大」と「安定」という二つのコンセプトがある。この二つを同時に遂行するために、この経営計画書がある。哲理も、戦略も実行してはじめて成果が得られるものだ。実行しなければ何もならない。

私は、全社員とその家族が、豊かで明るい生活を営むために、ひたすら精進し、方向を決定し、私心を捨て、あらゆる困難に立ち向かい、情熱あふれる経営を推進することを天から課せられた使命だと考え、この道以外に歩かない。

平成21年5月30日
代表取締役社長 高橋 亙

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